日本大好きおでさんのブログ

日本大好き英国在住おでさんが気ままにつぶやくブログ

日本は素晴らしくないですか? だからもっとできることがあると思いませんか?

本題に入る前にまずは僕の生い立ちから、、

 

僕が生まれ育ったのは田舎の農家、両親は熱心な共産党員で、父親は僕が中学生ぐらいの頃から市議会議員をやっていた。

そんな環境で育った僕の当時の考え方は、もちろん共産党的だった。なんと一時期、民青という共産党の下部組織みたいな所に顔を出していたこともあったぐらいだ。

  • 日本は侵略戦争をした悪い国なんだから謝らないといけないし、日本を好きになるなんてとんでもない。
  • 天皇は戦争を起こした悪い人、だから天皇制もいらない。
  • 今の憲法は素晴らしい、憲法も9条も守らなくちゃいけない。
  • 日の丸、君が代侵略戦争の象徴だから大嫌い。

 

大学進学とともに東京に出て、その後就職し、家族を持ち、と普通の生活を送っていくうちに、自分の昔の考えっておかしくない??と思うようになった。

 

そして、海外に住むようになり、日本のことをもっと知って、もっと好きになってくると、多くの視点で真逆の考えを持つようになった。

  • 大東亜戦争は侵略目的なんかではなく、白人による帝国主義植民地主義から、有色人種でも独立自尊を守るんだという、ギリギリの戦いだった。
  • 戦争をしたかったのはむしろアメリカで、日本はその罠にまんまとはまって、自滅的な戦争に突入してしまった。
  • 我々日本人は、戦勝国アメリカに都合のいい歴史観を押し付けられて、GHQが去った後もなぜかそれが増殖している。だから多くの日本人は「侵略戦争だった」と当たり前のように思っている。
  • 2000年にもわたる万世一系天皇がいるという国は、世界で日本だけ。日本は世界に類を見ない長い歴史と独自の文化を持つ誇るべき国。
  • 君が代も日の丸も、「日本」という国の名前そのもののも、その長い歴史に裏打ちされた誇るべきもの。そもそも日の丸のデザインてシンプルなんだけど強い個性があって、なにより格好いい。

 

なぜこんなに考えが変わったのかを考えると、育つ環境とか教育の大切さがよくわかってくる。僕は海外で生活するというきっかけもあって、多くのことを学ぶことができ、この考えにたどり着けのはラッキーだったのかもしれない。

海外に暮らしていると、日本の良さを感じる機会が多い。挙げればきりがないけど、日本のいいところを書き出してみたい。日本に住んでるとそのありがたさに気づかないことも多いと思うので。

  • まずはなによりこれ、飯がうまい。日本食ももちろんうまいけど、いろんな食文化を取り入れて進化させて独自のものにしている。そして、今でも日々進化してるのがすごい。ミシュランの星の数が本場フランスより日本の方が多いって知ってました?
  • 電車が時刻表通りにやってくる。これって本当にすごいこと。やりすぎとも思えるけど。。
  • 街が清潔で建物も綺麗、治安も最高。こんな国相当少ないです。欧米系にはまずないと思っていい。
  • 世界最古の歴史をもつ国で、見るべき場所や歴史建造物なんかがいっぱいある。こっちの人に聞くと、だいたい京都なんかは知っている。
  • 最後にこれ、人がすごくやさしい。震災後の日本人が見せた、他人を思いやる心、何時間待つことになっても文句も言わず整然としていられる高い精神性、なんかは海外でもよく報道されたみたいです。同じ東アジアでもどこかのお隣の国とはだいぶ違いますね。

 

そんな大好きな日本だけど、最近元気がない。

  • 少子高齢化、人口減少。まさに国難と思うのだけど、改善の兆しがみえない。
  • 経済成長できない。働く人が減ってるんだから、当たり前といえば当たり前だけど、一人当たりの稼ぎ(生産性)も上がらない。
  • 政府の借金が増え続ける。もはや財政再建という言葉を使うと「財務省かっ!」というツッコミすらもらいそうな空気。本当に危ない。(財政赤字は問題ないんだっていうMMTっていう議論とか、国の借金は増えてないしむしろ債権国で国民から借りてるだけだから大丈夫だとか、特に頭のいい人たちはもっともらしいことをいう人が多いけど、僕はこういう人たちのことを信じない。バブル崩壊前にバブルは大丈夫だと言っていた人たちと同じですよ。とかいうのはまたどこかの機会で詳しく書いてみたい)

そして僕は、これらが絡み合って、

そう遠くない将来に日本経済の破綻(国債バブルの崩壊)が起こる

と思っている。むしろ、

変われない日本が変わるためには、こういう大ショックが必要

だとも思っている。そしてこれは、近現代史の中でいうと、

明治維新による国の形の大変革、②敗戦による荒廃と復興、に次ぐ、第3の大変革期になる

と思っている。だからこそ、今考えなければいけないのは、

経済破綻をきっかけに大改革を行なって、次の時代に日本が輝くためにはどうしたらいいかを、今から一生懸命考えておくこと

だと思っている。

 

経済破綻が起こらないようにすることを考えた方がいいんじゃない?と多くの人は考えると思うけど、僕はそうは思わない。

  •  そもそも今の社会のままでは、止められない。政治もマスコミも、残念ながら票と視聴率ばかり気にするので、それに逆行することは今の日本ではなかなか行われない(この辺もいつか詳しく書いてみたい。)
  • 歴史を振り返ると、残念ながら、日本が変わるためには大きなショックが必要。これは残念ながら歴史の教訓。日本民族というとても優れた民族は、進化は得意(飯がうまいというのもそうだし、トヨタカイゼンなんかもそう)だけど、一方で変革とか創造的破壊とかパラダイムシフトとか、それまでのやり方や価値観を捨てることだけはとても苦手みたいだ。だから、大きなショックがあって、いったん全ての過去を清算して、一から考え直すというようなことがないと、変われない。

 

だから僕は、次の時代の日本がどうするべきかを真剣に考えたい。

その際には、日本だけのことを考えても仕方がない。世界の中の日本、という視点で考えないといけない。

 

では世界はというと、今新しい方向へ向かいつつある。

大きな流れでいうと、グローバルな課題が増えてるのに、みんな自分のことばっかり考える流れに逆戻りしつつある感じ。

(課題)

  • 気候変動による温暖化、自然災害の頻発。
  • 核兵器の拡散へ方向への逆戻りと、ドローン兵器(次の主役だと思ってます)によるボーダレスな脅威の拡大。
  • テクノロジーで情報や金が瞬時に国境を越える。デジタル通貨によって、国家単位で通貨を管理する時代が終わるかも。

(その一方で)

  • 国際秩序から分断への逆戻り。ナショナリストの台頭。トランプしかり、ブレグジットしかり。みんな、自分のことばっかり考える人たち。
  • 中国(本当はシナと書きたいところだがここでは中国としておきましょう)という、中華思想という危険な思想をもった新しい大国の台頭。

 

こういう中で、日本には日本だからこそできることが絶対にある。そう信じたい。

  • かつて、世界を席巻していた白人による植民地支配に対して、有色人種で唯一果敢に立ち向かい、日露戦争で世界をあっと言わせて世界中の有色人種の希望となった日本。
  • 第一次世界対戦後のパリ講和条約で世界で初めて「人種差別撤廃」という正義を訴え、白人諸国から恨みを買うことになった日本。
  • 敗戦から数十年で世界が驚く経済発展を遂げ、世界第2位の経済大国となった日本。
  • そして令和の今、その歴史や国民性を高く評価され、世界の多くの人から好意を持たれる日本。

 

そう、そんな日本だからこそ、世界の発展や平和に貢献し、世界をリードしていくことができるのではないか。まさに、今上天皇のお言葉そのものである。

 

経済破綻は避けられないとしても、日本はそれを乗り越え、次の時代を作っていくパワーを持っていると信じたい。そして僕はそのために微力だけどいろんな角度から貢献していきたい。そんな素敵な未来を、子供達に伝えるために。

 

 ではでは。